自邸リノベから6年|実際に住んで分かったこと・やってよかった判断

私自身も、中古マンションを購入してリノベーションをしています。
住み始めてから、気づけば6年ほどが経ちました。

当時は、
物件選びも、間取りも、予算も、
自分なりにしっかり考えて決めたつもりでした。

正直に言うと、
その判断は「間違いだった」とは思っていません。
ただし、
当時「正解だ」と思っていたことが、
そのまま今の正解だったかというと、
そうではありません。

本記事では住んでみて6年経った今感じることを
正直に書いていこうと思います。

目次

住んでみて分かったこと

たとえば、間取りについて。

当時は、
できるだけ完成形に近い間取りを目指していました。
「最初からちゃんと作っておいた方がいい」
そう思っていたからです。

でも実際には、
最初から完成形を目指さず、
将来もう1部屋作れるくらいのフリースペースを
確保することにしました。

予算は、使い切らなくてよかった

予算についても同じです。

「せっかくやるなら、できることは全部やりたい」
という気持ちがありました。

けれど今振り返ると、
予算をギリギリまで使い切らなくてよかったと思っています。

住み始めてから、
家電が変わったり、
家具が増えたり、
想定していなかった出費が出てきたりする。

そうした変化に対応できる余白があったことは、
精神的にも、かなり大きかったと感じています。

暮らしは、住みながら変わっていく

設計段階では、
「この動線でこう動いて」
「ここでこう過ごして」
と、理想の暮らしを思い描きます。

それ自体は、とても大切な時間です。

ただ、
暮らしは図面の上だけでは完結しません。

実際に住んでみると、
思っていたより使わない場所があったり、
逆によく使う場所が変わったりします。

その変化を、
「失敗」と捉える必要はないと思っています。

家族構成が変わると、前提も変わる

当時、家を決めたときには、
まだ子どもはいませんでした。

それが家族構成が変わると、
暮らしの前提が大きく変わります。

子どもがいるといないとでは、
生活動線はまったく違います。

音の問題、
収納の量、
安全面への意識。

当時は合理的だった判断が、
今の暮らしでは少しズレて見えることもあります。

でもそれは、
当時の判断が間違っていたからではありません。

当時の判断は「その時点では妥当」だった

時間をかけて悩んだ判断は、
今振り返っても、
「その時点では妥当だった」と思えます。

一方で、
当時すんなり決まったことほど、
いまになって
「こうしておけばよかったな」と思うこともあります。

それもまた、自然なことだと思っています。

暮らしの中で見えてくるものは、
どうしても後からしか分からないからです。

経験は「答え」ではない

こうした実体験を通して、
はっきりと感じていることがあります。

それは、
経験は「答え」ではない ということです。

経験は、
判断をするときの材料のひとつにすぎません。

「こうすれば正解です」
と断言できることは、ほとんどありません。

だからこそ物件を選ぶ前にタイミングで
どのように暮らしていきたいのかを、
できる範囲でイメージすることが大切だと考えています。

判断材料を増やす、という考え方

イエシカルラボでの相談では、
私自身やお客様のお話に基づいた、

「こうしたらよかったな」
という実体験も含めてお話ししています。

ただし、
それは「この通りにしてください」という意味ではありません。

  • こんな見え方もある
  • こんな変化が起こることもある
  • こういうところで悩む人が多い

そうした視点を共有することで、
判断材料を増やす。

その人にとっての判断が、
少しだけ立体的になる。

それくらいの距離感を大切にしています。

正解をつくらない、という選択

中古マンション×リノベは、
「正解を当てにいく」ものではないと思っています。

完璧な間取りも、
永遠に最適な暮らしも、
現実には存在しません。

大切なのは、
その時点での前提を整理し、
納得して判断すること。

そして、
あとから見直せるゆとりを残しておくことです。

ゆとりは色々な考え方がありますが、
予算的な部分や、お部屋のスペース的なところ。
つまり最初から「ガッツリ作りこむ」よりは
力を抜いて「住んでみて気になればやろう」
くらいな感じでちょうどいいと思っています。

判断のゴールは「納得できるかどうか」

イエシカルラボの相談のゴールは、
物件を決めることでも、
工事を進めることでもありません。

どう進むかを、
自分で判断できる状態になること

進めてもいいし、
立ち止まってもいい。
時間をかけてもいい。

その判断を、
自分の言葉で説明できる状態になることを
大切にしています。

最後に

暮らしは、住み始めてからが本番です。

時間が経ち、
家族の形が変わり、
生活リズムが変わる中で、
「ちょうどよさ」も少しずつ変わっていきます。

未来を完璧に予測することはできません。
でも、
半歩先の暮らしを想像しながら判断することはできます。

イエシカルラボでは、
その判断を一人で抱え込まなくていいように、
考える順番と、立ち止まるポイントを一緒に整理しています。

今の判断が、
未来の自分にとって
「悪くなかった」と思えるものになるように。

そのための相談でありたいと考えています。

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