条件を出したのに決めきれない中古マンション探しで起きていること

中古マンション探しの相談をしていると、
こんな言葉をよく聞きます。

「条件は出しているんですけど、
どれも決め手に欠けてしまって…」

駅距離、広さ、築年数、価格。
一通り条件を整理して、不動産サイトで検索もしている。
それなのに、内見を重ねるほど迷いが増えていく。

実はこの状態、珍しいものではありません。
むしろ、まじめに考えている人ほど陥りやすい状態だと感じています。

目次

条件を出しても決められない理由

決めきれない原因は、
「条件が足りないから」ではありません。

多くの場合、
条件が多すぎることが原因になっています。

条件を出すとき、私たちは無意識にこう考えがちです。

・あとで後悔しないように
・失敗を避けるために
・できるだけ正解に近づくために

その結果、
条件はどんどん増えていきます。

気づけば、

  • 駅徒歩〇分以内
  • 築〇年以内
  • 〇〇㎡以上
  • 管理状態が良い
  • 将来売りやすい
  • リノベ向き

といった具合に、
一つひとつは正しい条件が積み重なっていく

でも、条件が増えるほど、
「決める」という行為は難しくなります。

条件は「判断材料」であって「答え」ではない

条件は本来、
判断を助けるためのものです。

ところが、
条件そのものが目的になってしまうと、
判断が止まります。

たとえば、

「駅徒歩10分以内」という条件があったとして、
それはなぜ必要なのでしょうか。

・通勤時間を短くしたい
・夜道が不安
・将来の資産性を気にしている

理由によって、
本当に必要な条件は変わります。

でも、その理由を整理しないまま、
「徒歩10分以内」という条件だけが残ると、
条件を満たしているかどうかしか見えなくなります。

内見で感じる「なんとなく違う」の正体

条件に合っているはずなのに、
内見後にこう感じることはありませんか。

「悪くないんだけど…」
「ここじゃない気がする」

この違和感は、
感覚的な問題ではありません。

多くの場合、
条件では測れない部分が整理されていないことから生まれます。

・この空間でどんな暮らしをしたいのか
・どこに一番お金をかけたいのか
・何を我慢できて、何は我慢したくないのか

こうした軸が整理されていないと、
物件を見ても「良い・悪い」ではなく
「決められない」という感覚だけが残ります。

優先順位を決め、条件を絞ると判断しやすくなる

イエシカルラボの相談では、
条件の優先順位をすり合わせることを大切にしています。

妥協するという意味ではなく個人的には「許容」という言い方が好きです。

・なぜその条件が気になっているのか
・それが満たされないと、本当に困るのか
・代わりに何で補えるのか

こうした整理をすると、
「実はそこまで重要ではなかった条件」が見えてきます。

その結果、本当に大切な条件は意外とシンプルになります。

決めきれないのは、慎重だからこそ

優先順位を決めたのに決めきれない方は、
決断力がないわけでも、優柔不断なわけでもありません。

むしろ、

・ちゃんと考えたい
・後悔したくない
・納得して決めたい

そう思っているからこそ、
立ち止まっているケースがほとんどです。

問題は、
考えていないことではなく、
考え方の順番が整理されていないことです。

条件整理の前に必要なこと

条件を並べる前に、
一度立ち止まって考えてほしいことがあります。

それは、

「この家で、どんな暮らしをしたいのか」

シンプルですがそれをイメージしましょう。
ただ完璧な正解を選びたいのか。
多少のクセがあっても納得できる選択をしたいのか。

ここが整理されると、
条件は自然と意味を持ち始めます。

決めるために必要なのは「条件」ではなく「順番」

中古マンション探しで大切なのは、
条件の数ではありません。

・何から考えるか
・どこで判断するか
・何を最後に残すか

この順番が整理されると、
条件は判断を助ける道具になります。

逆に、
順番が整理されないまま条件だけを積み上げると、
決められない状態が続いてしまいます。

最後に

条件を出したのに決めきれない。
その状態は、失敗ではありません。

「そろそろ整理するタイミングですよ」
というサインかもしれません。

イエシカルラボでは、
物件を決める前の段階から、
こうした判断の整理をお手伝いしています。

決めるために急ぐのではなく、
決められる状態になること。

それが、
後悔しにくい中古マンション購入につながると考えています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次